子宝・婦人病

赤ちゃん

地震大国日本。東日本大震災が7年前の3月。その後も、熊本地震、鳥取地震、大阪府北部地震、北海道胆振東部地震と、震度6強を超す地震が毎年のように発生しています。今後も南海トラフ地震が30年以内に発生する予測。政治も経済も方向を見失い、どうなってしまうのか… そんな思いで憂うことばかりです。

ですが日常的には、年末にかけ、赤ちゃん誕生とか妊娠して順調に育っていますなどうれしい報告が続々ときています。

このところ日本の出生率は低く、当然労働人口も下がり単純計算で今世紀中に人工ゼロにるのという恐ろしい話も出ることですから、赤ちゃん誕生の報告は本当にうれしい事です。

不妊に関する勉強も、ずっとしていて良かったと思う瞬間です。

Aさんは、結婚 4 年、冷え性で、相談に見えたほっそりとした人でした。子供が欲しいのでは、と問えば本当はそうですとの事。医師からは特に問題があるとは言われていないとのこと、漢方的には、細身・胃腸が弱い事などから「健脾散(けんぴさん)」と「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」をおすすめしました。

半年ほど飲んで妊娠が分かり、その後も続け昨年末に無事男児を出産しました。

Bさんは結構 2 年30代後半、医師の検査では問題ないと言われているのに、採卵出来ないといわれショックを受けて来店された方です。ストレスをいつも感じ、高じると胃痛・下痢というパターンで過ごしてきたといいます。「婦宝当帰膠」をベースに「逍遥散(しょうようさん)」をのんで現在妊娠 8 カ月、もう一息です。

このように漢方では、その人に合った体づくりが最重要と考えています。女性は月経周期があって規則正しければ、妊娠できるのですが、年齢が高くなればなるほど難しくなることも事実です。お年頃になったら基礎体温をしっかりつけて自分の体を知ることも大切です。

高崎漢方薬局 小山内 暎代

「ちいきしんぶん漢方小話より」