子宝・婦人病

不妊症と漢方/中医学

数年前、不妊症について、中国に研修のため、山東省中医学大学付属病院に行ったことがありました。

ここは不妊症の最先端を実施しているところで、特に「中西医合作(ちゅうせいいがっさく)」、中医学のよいところと西洋医学のよいところを同時に一人の患者さんに行っている大学病院です。漢方/中医学で体づくりをしながら、西洋医学の手法で体外受精を行っているということです。

ホルモン検査は勿論のこと妊娠に影響を与える色々な因子の検査・染色体検査なども行っていました。その結果を本人二人に話し、どの方法を取って妊娠・修さんになるかを話していました。

子供が欲しいという目的の為にはホルモン剤投与だけではダメ、体づくりが必要ということで、その人に合わせて、月経周期に合わせて中薬(漢方薬)を併用するとのこと。

このことは、私達がいつもお客様に話していることと全く同じでした。

体づくりに使っているものは、「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」や「二至丹(にしたん)」、「海精宝(かいせいほう)」など私達がおすすめしているものと似たようなものでした。

中国の不妊事情は少し異なり男女共、20 代 ~ 30 代前半のヒトがほとんどでした。

今年も例年通りインフルエンザが流行り始めています。妊婦の方は、免疫力が低下しているので、特にご注意ください。インフルエンザには、予防から「板藍茶(ばんらんちゃ)」がよろしいです。飲み込んでも安心なものです。

もしインフルエンザに罹っている人は、マスクをして他人にうつさないよう咳エチケットを守りましょう!

今年もありがとうございいました。よいお年をお迎え下さい!

高崎漢方薬局
小山内 暎代

(ちいきしんぶん漢方小話より)