ちいきしんぶん掲載記事

家庭平和の漢方薬 第199話

新型コロナの感染状況が予断を許さない中、地震や戦争など、近年は心が重くなるニュースが多いですね。最近は気温の差も激しいので、体の対応が追い付かず自律神経が乱れ、体の不調がでたり心の余裕がなくなってきたりします。

いつもは気にならないのに本当にちょっとしたことでイラッとする。何にも無いのにナーバスになってしまう。不安の種が増大していく。子供やパートナーにきつい態度になったりして、周りの方もつらいし本人もつらい。

特に女性は、周期的にホルモンが変動する影響で、生理前に不安定になりやすいです。感情の波があるのは多少自然なことのですが、自分でコントロールするのが辛いとしたら、中医学では「不調」です。

そんな時は「血」が不足していたり、「気」の巡りが悪くなっていることが多いです。血は気持ちを落ち着かせる働きがあり、気の巡りは精神活動をスムーズにします。気血を整えると、体調も気持ちも落ち着いていきます。生理前に漢方を取り入れると、奥さんが優しくなって喜ばれる男性もしばしばです。(性格は変えられませんが…)

 

 

 

 

 

 

カッとなってしまう前に、よくわからない不安感にさいなまれる前に、漢方を取り入れたり、十分な栄養、睡眠をとりましょう。

ささやかな日常が平和になって、そして世界も平和になりますように。