ちいきしんぶん掲載記事

背中、丸まっていませんか

背中が丸まっていると気分が塞がり、思考もネガティブになっていきます。胸のあたりやみ
ぞおちが圧迫され、息苦しさや吐き気を感じることもあります。いつもの慣れた姿勢で過ご
しているだけなのに、気血の巡りが悪いという状態が続いてしまうのです。胸を開き、肩甲
骨を寄せるようにして、顔を上げてみるだけで気分も変わります。できるだけ良い姿勢をキ
ープするようにしましょう。普段とっている姿勢を意識するだけでも、気血の巡り方が変わ
り、体調が変わってきます。継続が必要ですが、良い姿勢をとる、歩く、腕を回すなど、何
気なく行ってしまう動作でも一つ一つ丁寧に、意識を向けて動かすようにすると良いです。
呼吸も大切です。「息」は自らの心と書きます。無意識でも緊張している方は、呼吸が浅く
、肩で呼吸するような感じです。心が落ち着かないときには特に、お腹に集中して深い呼吸
を意識しましょう。
漢方でも気血の巡りを良くする薬はいろいろありますが、普段の生活習慣で自分の体をデザ
インすることもできます。何か症状があったり、もっと健康にと考える場合には、漢方薬の
力を使いながら体作りをしていくと良いと思います。神経が緊張している方、そもそも流れ
る気血が足りない方、体が冷えている方、血糖値が高い等で血中の老廃物が多い方など、体
質にあったお薬を使いましょう。