血管・生活習慣病

乾燥と寒さと「瘀血(おけつ)」

11月には、そろそろ寒くなり冬本番かと思わせて、また暖かい感じの今日この頃ですが、みなさま、体調を崩していませんか?

この季節受験生の方々にとっても大敵は、インフルエンザですが、日ごろの予防で大事なのは、免疫力を上げる(逆に下げない)ことです!食事、睡眠を十分にとって、来年の本番に臨みましょう。

ところで乾燥と寒さで起こるのは、インフルエンザの流行だけではなく狭心症、心筋梗塞や脳梗塞など循環器疾患も起き易いものです。漢方/中医学では、「瘀血(おけつ)」という考え方があり、血の流れが滞っていることをいいますが、中性脂肪やコレステロールが多すぎて血液がドロドロになっている状態なども同様に「瘀血」といいます。

乾燥すると血液の粘度が高くなり、寒さや冷えにより血液が流れにくくなることで体全体の不調につながると考えます。

そのような時「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」をよく使います。又「冠元顆粒」は、慢性腎臓病にもよく使います。

このことについては、富山大学の横澤先生が既に何度も薬学会で発表なさっています。

又、「冠元顆粒」の血液改善効果は「認知症」の予防や症状改善にもよい効果が出ていると、福岡大学の藤原先生は、薬学会で発表なさっています。

このように「瘀血」を改善することは、血液を体の隅々まで巡らせること、つまり微小循環をよくすることイコール私達が恐れている病気を、予防が出来るのです。

予防は、安価で確実な治療法なのです。

高崎漢方薬局 小山内暎代
「ちいきしんぶん漢方小話」より