ちいきしんぶん掲載記事

春の養生 第198話 (2022.3)

「春一番」が吹く、春の季節となりました。漢方で春は「肝」「風」「木」「生長」の季節です。これからは陽の気がだんだんと増えていきます。「春は地震が多い」と言われています。古代中医学では(諸説ありますが)寒気に覆われていた地中から、陽気が出てくるときに震える様子と捉えていたようです。感染対策とともに、防災対策も忘れずに。

 

気温も暖かくなると、冬眠していた生き物が目を覚ますように、内側にあるエネルギーが外側に向かって伸びていきます。種子から芽が出ていく、木が伸びやかに枝を伸ばす。そんな風に、この季節は体も心も伸びやかに過ごすのが良いのです。

「肝」は自律神経を担当します。また、木が風に吹かれて枝が大きく揺れるように、頭痛やめまい、耳鳴りなどの、頭部の症状も多くなります。この時期特有のそういった症状は「肝」の不調から起こることが多いです。ストレスを感じないような過ごし方が、「肝」を整えます。

考えすぎをやめ、睡眠の質、時間を整えましょう。そして体を動かして少しだけ汗をかき、春菊や菜の花などの少し苦みのある旬の野菜を取り入れましょう。ひと冬に溜った古い物の排泄を促し、体の巡りを良くします。

この時期の漢方では「肝」を整えるものや、少々デトックス作用のあるものがおすすめです。当店の、無料ストレスチェックもぜひご利用ください。