ちいきしんぶん掲載記事

朝スッキリ起きられますか?

良い睡眠は漢方の養生で、とてもとても大事です。できれば7時間以上、22時には就寝がベストです。時間が短くても、入眠もスムーズで朝までぐっすり、起きたときに「よく寝たな!」と頭も体もスッキリしていたら最高です。

しかし、近年は睡眠に何かしらのトラブルを抱えている方が多いです。中でも多いのは①ストレスや考えすぎにより、神経が休まらないタイプと、②加齢による腎虚タイプです。

①の方はスマホやパソコン、目の使い過ぎ、緊張が強いられる仕事や環境、頭だけ使って体を動かさない生活習慣なども原因です。入眠に時間がかかる、多夢、悪夢、夜中トイレに起きるがあまり量が出ない、眠りが浅い、朝から体が重だるく、頭がスッキリしない、朝から頭痛、胃痛や吐き気がある、などの症状が多いです。睡眠中も神経が休まっていない状態です。さらに春は自律神経が乱れやすく、睡眠に影響することもあります。神経を休めるために「安神」作用のある漢方薬で、眠りの質を改善していくのがおすすめです。

②の方では、眠りが浅い、夜中2回以上トイレに起きるようになった、長く眠れない、疲れやすくなったなどの症状が特徴です。腎を補い、スタミナをつけていく漢方薬がおすすめです。

睡眠の質がいいと、翌日気力体力が充実し、気分良く過ごせます。寝る前一回から、漢方薬を試してみませんか?