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子供の元気な体作り

 

最近は風邪だけでなく、子供の便秘、低血圧、ストレスや自律神経の症状も増えているようです。生活養生で変わることもありますので、まずはそこから。つらい症状があれば、一時的に漢方薬を取り入れてみても良いと思います。漢方の味が苦手な場合、少量の砂糖やジュースなどで味をつけることもできますよ。

子供の体は、色々な菌やウイルスに出会って勉強して、免疫を獲得していきますが、その度に症状がひどいと大変です。子供も大変ですが、看病したり通院させたりする大人の負担も大きくなります。手洗い、うがいなどで病原菌を防ぐのも一手ですが、体が「元気」な状態であることが何より重要です。まずは養生。日中しっかり運動して、夜10時には就寝する、バランス良い食事をとることを意識しましょう。冷え、ストレスや自律神経の乱れによって、本来の免疫力がうまく発揮できない場合もあります。小さい体はすぐに冷えてしまいます。自己管理ができないので、冷たいジュースやアイスばかりで胃腸を冷やしすぎていないか、スーパーなど冷気が強い場所での服装に注意。夜も勉強したり、遊べてしまう時代ですが、成長中の体の負担にならないように注意してあげてください。食事の用意が大変であれば、具だくさんの味噌汁がおすすめです。発酵食品と沢山の野菜がとれます。鍋で野菜を煮て、最後に味噌をいれるだけ。簡単なのでお子さんも自分で作ってくれたりしないでしょうか。無理でしょうか…。薬で治すよりも、ぜひ「体を丈夫にする」ことを伝えて頂けたらと思います。

(2023.8 ちいきしんぶん掲載記事)